沖縄電気保安協会 » 2008 » 5月

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病院での出来事~漏電箇所はどこか?(PDF)

 

 

梅雨が明け、真夏の太陽が照りつける7月の初旬の日曜日のことでした。
その日は天候が不順で、一時的に雨がザーッと降っては止み、降っては止むということを繰り返していました。
そんな時、ある医院から、漏電遮断器が落ちて停電しているので至急見てくれるよう連絡が入りました。

連絡を受けた故障当番が出動し調べてみましたが、そのときには絶縁抵抗値が正常の範囲内で、漏電の原因が特定できませんでした。
お聞きすると、1日に2~3回主幹の漏電遮断器が動作したとのこと。

翌日、担当である私が当医院にお伺いし、動作原因が瞬時漏電か、あるいは漏電遮断器本体の不良による誤動作かを調べるため、漏電検査器をを2週間取り付けることとしました。

 

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共同住宅での漏電(PDF)

 

 

ある共同住宅の年次点検のときでした。
この共同住宅は築30年の古い建物です。各電灯回路の絶縁抵抗を測定したところ、計7箇所の絶縁不良回路を発見したのです。
このまま放置しておきますと、漏電する可能性があり、居住している方に感電の恐れがあります。
その旨を管理者に報告して、早急の改修をお願いいたしました。

2ヶ月後の月次点検で再び漏れ電流を測定しましたところ、年次点検で指摘した回路のうち1箇所で188mAの漏電発生が確認されました。
漏電回路を調査すると1回の男子共同トイレの照明回路であることが判明しました。
さらに原因を追究すると天井裏の配管が腐食して、内部の電線が損傷しており、そこから漏電していることがわかりました。

 

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繰り返し起こった地絡事故(PDF)

 

 

1ヶ月に3回の地絡事故

ある学校で、約1ヶ月の間に3回の地絡事故(高圧漏電事故)が発生した。うち最後の2回は、2日続けて発生した。
1回目の事故の際に、いろいろ調査した結果、引き込みの地中ケーブルに何らかの原因があるのではと原因を絞り込み、直流絶縁診断を試みました。

しかし、この段階では異常が認められず、しばらく様子を見ることとした。
その1ヵ月後、再び地絡事故が発生した。しかし、いろいろ調べたが原因がわからなかった。
そして翌日、今度は深夜に停電事故が発生した。
そこで再度、引き込みケーブルの直流診断を実施することとした。
その結果、3000ボルトの電圧の印加では異常はなかったが、6000ボルトに昇圧すると漏れ電流に異常が見られ、原因がケーブルにあることが特定された。

 

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